<主要項目>
第1編 理論編
第1章 交渉と教育
交渉理論の教育と交渉スキルの訓練/交渉の授業モデル――テンプル・ロー・スクール東京校/交渉の授業モデル――東京大学法学部の場合/ドラフティングの授業モデル/交渉をどう評価するか/インターカレッジ・ネゴシエーション/ネゴシエーション・コンペティションの評価基準とコメント
第2章 交渉の基本原理
交渉のパターンと分類/ハーバード流交渉法と交渉力/上手な交渉・下手な交渉――プロセス・結果:win-winは実在するか/カリエールの交渉原理/交渉における異文化コミュニケーション/交渉における倫理
第3章 交渉技法
交渉戦略論/交渉の準備/交渉のゲーム論/説得とコミュニケーション/認知心理と異文化間交渉/ディベートと交渉/外交交渉/組織における意思決定手続の違いと交渉/法の活用と危機管理/代理人交渉
第4章 紛争解決のシステムと交渉
訴訟と交渉/訴訟上の和解と交渉/国際ビジネス紛争解決手段としての建設的仲調と交渉/国際仲裁事件の仲裁手続
第2編 実践編
第1章 交渉
交渉の基礎/市民生活・民事・家事・行政事件/ジネス・商事事件・国際・労働含む/英語でビジネス交渉をしよう
第2章 訴訟・ADR
ADR/訴訟/資料
●交渉力を鍛える――初めての教科書
交 渉 ケ ー ス ブ ッ ク

太田勝造・野村美明 編
A5判 316頁 3,360円(税込)
4-7857-1236-8
<本書の内容>
法科大学院テキスト。契約交渉、紛争解決交渉など法交渉の学習・実践のための教材。研究者、弁護士、裁判官、外交官、企業実務家など経験豊富な専門家が、交渉の重要な概念を易しく説明するとともに、必読の参考文献を示す。