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大阪大学法学部国際公共政策研究科
小原ゼミの学生によるサイトです

海外インゼミ

2020年

【2020年2月11日】

執筆:岸田朋子(11期)


2月11日にインゼミをフィリピンで行いました。
今年は、アジア開発銀行とフィリピン大学に行ってきました!
コロナウイルスの影響で、一時は開催が危ぶまれましたが、小原先生と12人の学部生そして1人の院生が参加しました。

午前中は、アジア開発銀行に行きました。アジア開発銀行は、マニラから車で1時間ほどのオフィス街にあります。


前半は、アジア開発銀行内にある図書館や、アジア開発銀行の歴史が展示されているブースを回りました。アジア開発銀行は、アジアの開発途上国の経済発展に貢献することを目的に設立された機関です。
サービスや技術の開発には、膨大な初期投資が必要です。しかし、開発途上国にはそのような資金がありません。そこで、アジア開発銀行は、その事業が波に乗るまでの資金を低金利で貸し付けたり、援助したりしています。日本は、アジア開発銀行の設立に深くかかわっており、現在でも技術や知識の提供等を行っています。


 アジア開発銀行の中庭で記念撮影

後半は、ティータイムを挟み、実際にアジア開発銀行で働かれているShintaro FujiiさんとBibiana Victoria Franciscoさんのお話を聞きました。 
1人目の、Fujiさんはアジア開発銀行とはいったいどのような組織で、どのような活動をしているのかについてお話ししてくださいました。また、アジア開発銀行での仕事の仕方と、日本における仕事の仕方の違いについて話してくださいました。ADBでの仕事は日本の仕事と比較すると、個人プレーのものが多いそうです。将来国際機関で働きたいと思っている学生にとって、参考になるお話を聞けました。
2人目のVictoriaさんは、キャリアについてお話をしてくださいました。Victoriaさん自身、素晴らしい経歴をお持ちです。大学を卒業した後、企業に就職されました。その後、大手カード会社を含み、3回ほど転職され、現在アジア開発銀行の人事のトップとして活躍されています。日本では、まだまだ終身雇用が主流な中、貴重な体験を聞ける良い機会でした。Victoriaさんが私たちに「自分が人として、働き手として成長できないと思ったらその仕事はやめなさい。自分が成長でいる場所を見つけなさい。」ということをおっしゃられたことが印象的でした。
お2人とも、聴きごたえのある講演をありがとうございました!!!


 Victoriaさんの講演を聞くゼミ生

午後は、フィリピン国立大学に伺いました。当初の予定では、キャンパスを案内していただいた後にフィリピン国立大学の生徒とディスカッションをする予定でしたが、コロナウイルスの影響で、残念ながら今回はキャンパス案内のみになりました。
フィリピン国立大学のキャンパスは、大阪大学と比べて圧倒的に広く優雅な時間が流れているように見えました。キャンパスツアーのために小型バスを出してくださるほど広かったです!キャンパス内には、緑があふれており、セラピー犬がいたり、噴水が設置されていたりしました。広い構内には、教室や講堂はもちろん、現代アートの美術館までありました。

 
構内のセラピー犬と現代アート

キャンパスツアーの後は、案内してくださった先生方がキャンパス内のカフェに連れて行ってくださり、フィリピンのお菓子を食べました!ハロハロ(Halo-Halo)や、プト・ブンボン(Puto Bumbong)など日本では見たことがないものばかりでした。紫色には驚きましたがどれもおいしかったです!!!
先生方、ありがとうございました!!!


プト・ブンボン


夜はみんなでフィリピン料理を楽しみました!フィリピン料理は甘めのものと酸っぱいスパイスが効いたものが多かった印象です。ゼミ生同士の仲も深まったのではないでしょうか。


夕飯の様子

 楽しくて学びのある、濃い一日になりました。様々な手配をしてくださった小原先生、気をかけてくださった先輩方、そして一緒に行ってくれた同期のみんな、本当にありがとうございました!!
来年もインゼミがあるのなら是非参加したいです!